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バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音)バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音)
(2004/11/17)
グールド(グレン)

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Bach
The Goldberg Variations
Glenn Gould

ピアノ曲 ピアニスト 数多くあれどもやはりわたしのとっての最高峰は変わることなく これだなあ。 ということを再認識したということか新年に。

そしてグールドのベートーヴェン ソナタがまた いいんだ。 ものすごく。

BachとBeethovenがいれば他に音楽家はいらん!という一種の暴言(でありもしかしたら真実)を一瞬 支持してしまいそうになる。 あ 後にグールドが確かに存在してくれること条件で。

何年か前に 知人に依頼された「出会い」をテーマに好きな本とか映画とか音楽を選ぶ というものがあって こういうこと書いてた。 忘れてたけど 今思い出したのでちょっと引用。 忘れかけてたのはたぶんこういう 気持ちとかかも。

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たとえば1冊の本によって人生が変わるとか、1本の映画を観て運命だと思うこととか、そういうことは本当にあるだろうなと思う。 

ひとつの音楽が、人を救ったりとか。

グレン・グールドの「ゴールドベルク変奏曲」をはじめて聴いたときの衝撃を今も、鮮明に憶えている。 人生に確固たる意義や進むべき方向を見出せず、自分にうんざりしていた記憶は若干薄れつつあるが、そんな時期があった、確か26歳の夏。 もしかしたら、完全に人生踏み外していたかも知れない、あのとき、実家で偶然手に取ったこのCDをプレイヤーにのせなければ。
 
結局この人はとびきり奇妙でそしてカッコよくて、とびきりの天才だということをあとから知るのだけれど、(映画とか。「グレン・グールド 27歳の記憶」Glenn Gould;Off the Record/On the Record)たぶん、初めて耳にしたのがあんなシチュエーションでなければ、ここまで深く心に刻まれる存在にはならなかっただろうと思う。

出会いはいつも偶然で、いつしかそれが必然となる。

グールドは、この「ゴールドベルク変奏曲」を人生で2度録音している。 デビュー作となる1955年、そして26年後の1981年、最後のレコーディング作品として。 
あのとき聴いたのは1981年の演奏だった。晩年の、静かで穏やかだが力強い、魂に触れるような名演奏。 もし、1955年のほうだったら、瑞々しい、躍動感あふれるスピードにたぶんあの頃の私はついていけなかっただろう。 一緒に疾走して、倒れてしまったかもしれない。

そう考えるとひやりとする。
人生は小さな岐路の連続で、その枝分かれ地点において、心穏やかに、自分を冷静に見つめることがいかに難しくいかに重要かがよくわかるのだ。 あくまでも過ぎ去ってみればだが。
そして、闇があるから光が存在するように、人生にはいろんな苦しみや悩みがあるからこそその意義を見出すことができると今ならば考えることができるような気がする。
グールドの演奏も、1955年があるからこそ、あの1981年が存在するのだろう。

たぶん出会いの価値というのは、その瞬間の喜びではないのだ。 あれは確かに必然だった、と。 時が経ってからしみじみと確信する。 それこそが本物だと私は思う。

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あれから何年も経つが今もこの気持ちは変わらない。




全丸パンチ 〜 lyra

試写会の案内状ってどんどん大きく分厚くなってるな最近・・・団扇並。

2008.01.18. ecouter trackbacks(0) comments(0)












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