Rois et Reine ni pour ni contre

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Rois et Reine

キングス&クイーン キングス&クイーン
エマニュエル・ドゥヴォス (2006/11/10)
日活

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Arnaud Desplechinと言えば。

「そして僕は恋をする」Comment je me suis dispute...(ma vie sexuelle) のほろ苦い記憶が蘇る。 エスター・カーンも・・・

二十歳ではわからなかったか。 
お洒落だ 映画の革命だと(でもヌーヴェルバーグ要素満載) 挙って大騒ぎしてたあの頃,デプレシャンを観ずしてフランス映画を語るなとまで言われてたあの頃,まるで必修科目のように観たが,観てるこっちもどうにもこうにも煮え切らない感じ。 これを,「カッコ良し」とすると良いんだろうなあ,みたいな。 

実は複雑に絡み合った人間感情の奥深さがあったのか,それともなかったのか。

苛立ちさえ感じたのは,あれは,主人公の抱えるジレンマがあの頃の,学生時代の自分自身の不安定さの象徴のように思えたからか。 モラトリアム 充足の欠如 決断の怖さ 移り気 理想と幻想 現実逃避とかそういうの。


あれから10年が経つ。 

変わらないようで,いろいろなものが大きく変化している。 自分の感性も恐らくまた。

DVDでのDesplechinとの再会は,劇場でよりも衝撃的で感動的だった。 時空も感覚も何もかも超越しているのに,すごいリアルだ。 脚本,すごいんだろうなあ。 綿密な計算と心理描写,演技も演出も巧すぎる。 どうなってるんだ一体。 捲し立てるような喧騒の中の一瞬の静寂,沈黙の中の煮えたぎるような感情,幻想と現実の狭間。 対極にあるものは,いつだって共存している。 ただ気付かないだけだ。

これがもしかしたら,10年前には見えなくて,今だったら見えるものなのかと。  

Mathieu Amalric  断然今のほうがカッコいい。 Emmanuelle Devosも同様。 美人ではないのに,見惚れてしまう。 これが歳を重ねるということかと感嘆のため息をつく。  

愛するということ 支配すること そして打算 この不可解な関係。 人は過去に縛られるが,もしかしたら未来にさえも支配されている。 時間の絶対的な力に抗おうとすると,自滅する。 時には敢えて流されていく柔軟さが欲しい。 大きな決断は,人生において数度でいい。 決別ではなく,過去と共存することを選べば,痛みは穏やかに思い出となる。

愛する男4人,その中に婚約者は入っていないというのが鮮烈だった。 

そして,今でも見えないものはたくさんある。 
でもだからこそ,この日常を生きていけるのだろう。 すべてを支配した者は,ただ死を待つだけだ。

2007.06.04. voir trackbacks(1) comments(2)

こんにちはー。
訪問ありがとうございました。
すばらしいですよね、デプレシャン。
私も二十歳やそこらの時ならば、デプレシャン作品のよさはわからなかったと思います。
去年のmyベスト1です♪

当方のトラックバックは、半角英数字のみの記事のTBは受け付けないのと、いくつかの禁止ワード設定をしています。が、こちらの記事を拝読した限りでは、禁止ワードに引っかかるものはないみたいです。FC2ブログとエキブロはあまり相性はよくないようで、記事によっては時々TBできなかったりするみたいです。折をみて、もう一度チャンレンジしてみていただけませんか。それで、ダメだった時はごめんなさい。
(こちらから、そちらへはそのままではできなかったのですが、一時的に記事内リンクURLを入れて送信したら反映しました。)

2007.06.15. かえる URL 編集

かえるさん

できました。 ありがとうございます。

今 改めてもう一度,「そして僕は恋をする」を観てみようと決めました! いま この瞬間です。

2007.06.15. 163 URL 編集












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『キングス&クイーン』 Rois et reine

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