宮本輝
![]() | 錦繍 (新潮文庫) (1985/05) 宮本 輝 商品詳細を見る |
確か高校生のとき読んだそのままの(角が擦れた)本がそのまま実家にあって,ふと懐かしく手に取る。 当時も深い感銘を受けたことだけは強烈に憶えている。(有元利夫の名前こそ知らなかったが,この人の絵の力もすごい。 タイトルとともに浮かんでくるんだ。)
15年もの時を経て,未だ色褪せないこの文学の力はなんなんだろう。 あの時の自分と今の自分が,同じであるはずもないのに。 人間の弱さと強さ,愛と運命の不可思議さ,生と死の遠さと近さをこれほど深く,怖いくらい静かに語れるものなのか。
たぶん10年後に再び読んでも,心打たれるんだろう。
そのとき自分がどんな状況にあったとしても。
つばさよつばさ
ゴールデンスランバー
![]() | ゴールデンスランバー (2007/11/29) 伊坂 幸太郎 商品詳細を見る |
Fちゃんが持ってきてくれたので読んでみた。
土曜の夜 一気に読もうと決めて実際そうした。 興味が途切れなかったというのもあるし,栞を挟みつつ数日間じっくりと手元に置いておきたいとは思わなかったというのもある。
最後がなんだかなー
Where the Sidewalk Ends
Granny Torrelli Makes Soup
![]() | Granny Torrelli Makes Soup (Joanna Cotler Books) (2005/02) Sharon Creech 商品詳細を見る |
とてもいいお話だ。
Granny Torrelliはわかっている,心のこもった料理を作り食べることによって 澱んだ心も満たされ温かく豊かになるということを。
友情とは 愛情とは 人生に大切なことをこんなにわかりやすく 優しく教えてくれる本はなかなかない。 スープの香りが漂ってくるくらいのリアルさに感動。
実際に読んだ本の表紙の方がかわいい(こっち)。

すごい絵本(530ページ!)
![]() | The Invention of Hugo Cabret: A Novel in Words and Pictures (Caldecott Medal Book) (2007/03) Brian Selznick 商品詳細を見る |




すごい装丁 すごいストーリー すごいオチ(時間かかった・・・)
土曜日
本と辞書

1 辞書は引かない
2 わからないところはとばす
3 つまらなければやめる
有名な(?)「多読3原則」
これだけを拠り所に 何とか続いているんだ絶対に。
何で辞書引いちゃいけないかというと,それはやっぱり「カッコ悪い」からだ。 と思う。
コーヒーとペーパーバック。 相性良し格好良し,読めてれば。
ここで,辞書を引く場合こうなる。 どーんっと圧迫感。 ランチボックスだ。 思った以上の存在感(これがペーパーバックの前に立ちはだかる大きな壁か・・・)。 むむぅ 決まらんのう。
コーヒーはノンシュガーで 読書は辞書なしでおねがいします。 素材そのものの味を! 
PERSEPOLIS
![]() | The Complete Persepolis (2007/10/30) Marjane Satrapi 商品詳細を見る |
映画は今年始めに来てたけど見逃しちゃった。 しまったと思ってたら,絶妙のタイミングで姉がこの本(正確には漫画か・・・)を購入。 フランス語じゃなくて英語だったけど。
人間は 知らないことに対しては,疑問さえも持つことができないのだとつくづく思った。
生温い日常には絶望も希望もないのだよなと自身の生活態度を振り返り,もっとガッツを持って生きねばと誓う。
しかしこのイラストのセンス 脱帽。
John Grisham
![]() | Skipping Christmas (2004/10/12) John Grisham 商品詳細を見る |
去年の12月 旅先で読むつもりで持っていったが結局ページを開くこと無く持ち帰る(村上春樹訳のキャッチャー・イン・ザ・ライに負けたんだなあ実は)。
正月 実家に持って帰るも遅々として進まず(そりゃそうだ 年賀状と重ねられてたらねえ) そして季節はこの本(を未だ完読できないわたし)を置き去りにし,淡々と過ぎていくのであった。
そもそも動機が不純であった。 「何読んでるの?」「うん ジョン・グリシャムなんかをちょっとね」みたいなの カッ カッコいいじゃないか! グリシャムだぜ! しかし 法廷ものといえば真っ先に名の挙がるシャープで知的な香り漂うこの人が,こんなふざけたテーマの小説(アメリカ人夫婦が,クリスマス恒例の飾り物 巨大雪だるまのハリボテを屋根に上げるじゃ上げんじゃ隣人を巻き込んでドタバタ大騒動という話 平たく言えば)を書いてるということだけは,そして,わたしのレベルで何とか読める唯一のものがこれだという事実は悟られてはならない。
そして,それさえもついに読めなかったという事実だけは決して残してはならない,ととりあえず誰もが希望に燃える春を前に思った。 再スタート。 淡々とシニカルな笑い,と辛うじて思わせるのがこの人の手腕なのだろうか?という疑問とともにゆっくりとページは進む。 しかしその何とも煮え切らない苛々感が,ラストの数章で突然消失。 暴走しながらも妙な冷静さがあり(このへんも おお,これがグリシャム・マジックか,と何故か納得。著名人って得だな)ドタバタさとともに(何と涙までして)一気にページを捲って終了。
ああ面白かった。








